“comico は
夢を叶えてくれた場所”
チャレンジに投稿したきっかけはなんでしたか?
コンテストの広告を見て、comicoを知りました。それまで紙媒体でのデビューを目指していましたが、自分の周囲でWEB漫画家デビューをする人が増えていたので、自分もWEB漫画家になることに挑戦しようかな、と思っていた時期だったと思います。
公式作家として連載を始めて感じたことはありますか?
連載能力を維持するのは大変だと思いました。comicoは週刊フルカラーですので、作画にかかる労力が大きいですし、原稿提出の間隔が短いです。 短いスパンでコンスタントに多大な労力がかかる原稿を毎週毎週あげていくのは予想以上にしんどいことでした。 自分からすれば、もっと時間があればここをもっと描きこめる、と思うのですが、時間とクオリティに折り合いをつけるため、取捨選択をして自分を納得させる必要があり、割り切って考える力がいります。加えて、長期間の連載に際し、描き手側としてもモチベーションを一定以上に保つのは難しいです。 やはり描き続けると飽きてきますし、話の進行上起伏のない展開が続くときなど、読者から心無い言葉を浴びることもあります。 そういったことがあっても、描き続ける意思を持つのは大変だなと思いました。
公式作家になってから生活に変化はありましたか?
端的に忙しいです。あと、マンガに関する資材や資料はケチらなくなりました。
「傷だらけの悪魔」の実写映画化が決まったときはどのような気持ちでしたか?
comicoの中では実写化しやすい作品だと思っていましたが、既に同じテーマの優れた作品が存在していますので、自分の作品がそれに匹敵するレベルに化けることができるか半信半疑でした。
comico形式(縦スクロール・フルカラー)コミックを意識して、取り入れた演出や表現があれば教えてください。
コマの大きさはiPhoneを意識して、大ゴマはiPhoneの画面いっぱいに収まるように設定することが多いです。 また、色の統一感を出すため、カラーサークルを回るように(黄色→オレンジ→赤、のように)順番に色を使っています。
澄川ボルボックスさんにとって、comicoとは何ですか?
夢を叶えてくれた場所。同時に先手を取ることの大切さを教えてくれました。プラマイプラス。
最後に、チャレンジに投稿している作家さんへ一言お願いします!
現在はかなりチャレンジ作品のレベルが上がり、競争率が上がったように思います。 もし公式連載を目指すなら、連載力が大切ですから(どこでもそうですが)、それを身につけてどんどんアピールしてください。 お会いできるのを楽しみにして待っています。